大阪万博などの大規模イベント開催を背景に、デジタルサイネージの導入がますます進んでいるそうです。
(参考記事:サイネージ広告市場、2027年に約1400億円見込む 大阪万博を背景に新規導入の声)
2023年の市場規模は約801億円と推定され(前年比で19%の増加)、
2027年には約1396億円に達すると見込まれているとのこと。
デジタルサイネージとはいわゆる「電子看板」のことで、
屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って、情報を発信するシステム
と定義されています。
(※業界団体:デジタルサイネージコンソーシアムより)
今回は、デジタルサイネージのさまざまな活用方法について調べてみました。特に、小規模ビジネスにおける有効活用に焦点を当てて、ご紹介したいと思います。
デジタルサイネージのメリット
デジタルサイネージは、静止画や動画・BGMはもちろん、クイズ番組形式の広告やタッチパネル式の広告など、視聴者参加型のインタラクティブなコンテンツも配信可能です。
デジタルサイネージのメリットとしては下記のようなことが言われています。
デジタルサイネージのメリット
- 更新が容易
コンテンツの更新がリアルタイムで行え、印刷物を作り直す必要がありません。 - 注目を引く
動画やアニメーションを使用できるため、静止画よりも人の注意を引きやすいです。 - カスタマイズ性:
時間帯やターゲットに応じてコンテンツをカスタマイズできます。 - コスト削減:
長期的に見れば、印刷物の製作や配布にかかるコストを削減できます。 - エコフレンドリー
紙の消費を減らし、環境に優しい運用が可能です。 - インタラクティブ
ユーザーが触れることで情報を探したり入力したりできる、インタラクティブな展開が可能です。 - 広告効果の測定
利用者の反応や視聴データを収集し、広告の効果を測定しやすいです。 - 多様な用途
広告だけでなく、案内表示、イベント情報、公共のメッセージ表示など、用途が広いです。 - 空間の有効活用
店舗や施設内の空間を有効活用し、視覚的な魅力を高めることができます。 - グローバルな情報共有
複数の場所にあるサイネージを中央から一斉に管理し、世界中どこでも同じ情報を共有できます。
街中で目にするデジタルサイネージ
デジタルサイネージはコストを抑えつつ大きな影響を生む強力なツールで、
活用の幅はますます広がっていると思います。
こちらの記事によるとファミリマートのレジ上に設置されたデジタルサイネージが効果を発揮しており、広告認知度のアップや売り上げアップに貢献しているそうです。
またマクドナルドの店舗メニューがデジタルサイネージになっていたり、
タクシーにデジタルサイネージが設置されていてビジネス系のCMが流れていたりと、日常生活のあらゆる場面でデジタルサイネージを目にします。
最近では電車内で任天堂のキャラクターがクイズを出題する形式のものもあり、このような広告は、つい見入ってしまうものです。
デジタルサイネージの小規模ビジネスでの活用
デジタルサイネージは前述ような大企業による活用だけでなく、小規模ビジネスにおいても、その力を有効に発揮できると思います。
例えばこちらの記事では、生鮮食品を売るスーパーでのデジタルサイネージの活用法が紹介されていて、
平日の昼間には、簡単に用意できる昼食レシピを紹介し、閉店間際には、消費期限間近の商品のセール情報を提供するなどの事例が紹介されています。
個人飲食店では、 元々使用していた印刷物のメニューを流用してデジタルサイネージに表示することで、導入コストを抑えることができますし、日替わりメニューや栄養情報をデジタル表示することで、付加情報を伝えることが可能です。
価格変更やメニュー更新も簡単にできます。
また従業員向けの情報共有ツールとして活用している会社もあり、共有事項や、業績目標、従業員の誕生日や記念日などを表示して、社内コミュニケーションに一役買っている例もあるそうです。
不動産や自動車販売などでは、バーチャルショーケースとしての活用も進んでいます。
物件や車の詳細情報、内覧ビデオをデジタルサイネージで展示することで、実物を見に来られない顧客にも情報提供することが可能になっています。
広告制作会社をぜひご活用ください
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編集・制作作業に至るまで、チーム内で完結でき、「すべておまかせ」でも問題ありません。
イメージバナーの映像制作については、こちらのページで詳しく説明しています。
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