Webデザインは、見た目の美しさやブランドのイメージを伝えるだけでなく、サイトのSEOについても考えることが重要です。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では検索エンジン最適化と訳されます。
これは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、特定のキーワードで検索された際に、自分のウェブサイトやページがより上位に表示されるように工夫する一連の技術や手法を指します。
特に、Googleなどの検索エンジンはユーザー体験を重視しているため、デザインはSEO戦略の重要な要素となります。
弊社でもSEO対策は非常に重要だと考えて、お客様にプロジェクトのご提案をさせていただいています。
そこで今回は、SEOに効果的なWebデザインのコツについて、ザッとですがご紹介したいと思います。
SEOに効果的なWebデザインのコツ
SEOに効果的なWebデザインのコツとして、下記のことがよく言われています。
- セクションタイトルと短い説明文
ページ内の各セクションにタイトルと簡潔な説明文を加えることで、検索エンジンがコンテンツの内容を認識しやすくなります。
これは特に、ビジュアル要素が多くテキストが少ないページで有効で、ターゲットキーワードを含めることで、SEO効果をさらに高めることができます。
- ナビゲーション設計と内部リンク
関連コンテンツ間の内部リンクは、サイトの情報構造を整理し、Googleがコンテンツの関連性を認識するのを助けます。
関連するページ同士をリンクし、ユーザーと検索エンジンの両方にとってナビゲーションを容易にすることが大切です。
- コンテンツハブページの作成
ハブページ(特定のトピックやブランドに関するページ)を作成することで、サイト内の重要なトピックやカテゴリーを強調できます。作成する際は、そのカテゴリーやブランドについての詳細な説明を、ページの上部に配置します。
そうすることで、ユーザーと検索エンジンの両方に対して、そのセクションのコンテンツが何についてのものなのかを明確に伝えることができます。
- パンくずリスト
パンくずリストは、ユーザーがサイト内の現在位置を把握しやすくするだけでなく、検索エンジンに対してもサイトの構造を明示できるので、サイトのSEO評価が向上します。パンくずリストに関連コンテンツへのリンクを含めることで、より効果的な内部リンク構造を構築できます。
※パンくずリストとは、Webサイト上でユーザーが現在位置しているページの階層構造を示すナビゲーションヘルプの一種。
(例:「ホーム > 男性服 > ジャケット > デニムジャケット」)
- ファーストビューとランディングページ
ユーザーがランディングページを訪れた際に最初に目にする画面、いわゆる「ファーストビュー」は、ユーザーの印象とサイトへの滞在意欲を左右します。
魅力的で関連性の高いコンテンツを配置することで、直帰率を減少させ、SEOに好影響を与えます。
- モバイルユーザビリティ
Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、モバイルでのユーザー体験がSEO評価の基準となっています。
レスポンシブデザインの採用、適切なフォントサイズやボタンの配置など、モバイルユーザビリティを最適化することが重要です。
ユーザーのニーズに応える
そもそもGoogleは、ユーザーが満足するサイトを判別することを基本としています。
サイトを設計する際は、ユーザーの求める体験を第一に考えることが重要で、このアプローチはSEOにも良い結果をもたらします。
デザイナーがユーザーのニーズに応えるコンテンツやデザインを提供すれば、それが一番のSEO対策になります。
ユーザーのニーズを理解し、それに基づいてサイトを作成することが、細かいSEO技術を駆使するよりも大切だと思います。
SEOに効果的なWebデザインを行うためには、単に見た目の良さだけでなく、構造とユーザビリティにも配慮する必要があります。
弊社は、ユーザーのニーズに応え、検索エンジンがコンテンツを正しく理解できるようにデザインすることで、より顧客に届くWebサイトを作成できると考えています。