せっかく作ったランディングページ(LP)、思ったほど反応がない・・・
といったお悩みのご相談をよくお受けしますが、実はその原因、ファーストビューにあるかもしれません。
LPは“3秒が勝負”とも言われ、最初に目に入る情報がその後の行動を大きく左右します。
今回は、小規模ビジネスの集客や販促に役立つ「売れるファーストビュー」のポイントについてまとめます。

ファーストビューとは?なぜ重要なのか
ファーストビューとは、Webサイトを開いた瞬間に表示される最初の画面のことで、ここでユーザーの興味を惹けなければ、ページをスクロールしてもらえず、離脱されてしまいます。
直帰率を下げ、コンバージョンを高めるためには、この“第一印象”の設計がカギだと言われています。
よくある失敗パターン
私たちがこれまでにご相談をいただいた中で、特によく見かける失敗パターンは次のとおりです。
- サービス内容が伝わらない:「何のサイトか分からない」とすぐ離脱される
- 強みやメリットが曖昧:ユーザーの“自分ごと化”ができない
- CTA(行動喚起)が見当たらない:せっかく興味を持っても、次のアクションにつながらない
- デザインがターゲットと合っていない:信頼を失い、ブランドイメージも損なう

ファーストビューを改善する4つのステップ
① ターゲットを明確にする
「誰に向けたサービスなのか」を明確にします。
年齢、性別、職業、悩み、ライフスタイル…できるだけ具体的にペルソナを設定することで、響く表現が見えてきます。
② メッセージを“ベネフィット視点”で伝える
キャッチコピーは「何ができるか」ではなく、「使うとどう良くなるか」で伝えます。
例:「高性能空気清浄機」→「花粉症の朝が変わる。鼻が楽になる空気清浄機」
③ メインビジュアルと構成を整える
- 印象的な画像や動画を使って、瞬時に「価値」が伝わる工夫をする
- 数字や第三者評価で信頼感をプラス(例:導入実績5,000社以上)
- CTAボタンは目立つ場所に!「無料相談する」など具体的に記載
④ ユーザーの背中を押す仕掛けを入れる
- 「期間限定」「今だけ無料」などの特典訴求
- 「よくある質問」「安心の全額返金保証」など、不安を取り除く要素を近くに配置

ファーストビュー事例
ファーストビューの見せ方にはいくつかのパターンがあり、サービス内容やターゲット層によって最適なデザインは異なり、「見せたい情報が多い」「ブランドの世界観を大切にしたい」「親しみやすさを出したい」など、目的に合わせて選ぶことで、より効果的にユーザーの心をつかむことができます。
パターン | 特徴 | 向いているケース |
---|---|---|
スライドショー | 多商材・情報量が多い | サービス数が多いECサイト |
立体表現 | デザイン性・インパクト | 化粧品・アパレルなど |
イラスト | 親しみやすさ・差別化 | 教育、地域密着型サービス |
タイポグラフィ | メッセージ訴求力 | BtoBや士業など |
固定サイドバー | 情報アクセス性 | PCユーザーが多い業種 |

ファーストビューは、たった数秒で“買うか・帰るか”が決まる超重要ポイントですので、制作会社としても「成果を出すLPづくり」はまずファーストビューから見直すことをおすすめしています。
小規模ビジネスだからこそ、限られた予算・時間で最大の効果を出すために、まずは第一印象を最適化してみるのも良いと考えています。
参考記事:https://n-works.link/blog/webdesign/lp-first-view-point