うちの商品やサービス、けっこう安く提供できてるはずなんだけど、あんまり反応が良くない・・・。
こんな風に悩んだ経験、ありませんか?
実際、「安い」「お得」というフレーズは目を引きやすいようでいて、似たような広告がそこらじゅうにあふれているこの時代、なかなか決め手にならなくなってきています。
じゃあ、一体どうすれば相手の心を動かすことができるのか?
その答えは、“価格以外の価値”をきちんと伝えるコピーライティングにあるんです。
今回は、「安い」「お得」だけに頼らない、読者のハートを掴むコピーのコツについて考えていきたいと思います。

「安い」だけじゃ響かないのはなぜ?
まずは、どうして「安いですよ!」と連呼してもイマイチ手応えが薄いのか、ちょっと考えてみます。
情報が多すぎる
SNSやネット広告を見ていると、「セール」「大幅値下げ」なんて文字が毎日目に入ってきますよね。
つまり、「安さ」でのアピールはほかと差別化するのが難しい状態になってしまっているわけです。
価格以外の価値が求められる
お客さんは結局のところ、「その商品やサービスが、自分にとってどんなメリットをもたらしてくれるのか」を気にしています。
たとえば、商品を使ったときの便利さや心地良さ、あるいは悩みから解放される安心感。
こういった“価格以外の価値”を提示しないと、「安くてもなんだかピンとこないな……」と思われてしまいがちです。
ブランドイメージへの影響
「安売り」だけが印象に残ると、長い目で見てブランド価値が下がってしまうリスクもありますが、高いものばかり売れという話ではなく、“自分たちが本当に大切にしていること”をしっかり言葉にすることで、「安い」以外のブランドイメージを作るのが大事なんです。
価格以外の価値をどう伝える?
3つのポイント
お客さんの気持ちを徹底的にイメージする
コピーを書くときは、まず「誰に向けて書いているのか?」を明確にするのが基本です。
- その人はどんな悩みや不安を抱えているのか?
- どんなライフスタイルで、何を大切に思っているのか?
たとえば、忙しいワーキングママをターゲットにしているなら、「時短」「手間いらず」「すぐ届く」などが響くかもしれないし、職人肌のおじさんがターゲットなら「こだわり」「厳選素材」「手作り感」などが刺さりそう等、まずは相手の頭の中を覗くことが出発点です。
具体的なベネフィットを伝える
単に「安いです!」と言うだけではなく、「これを使うと、○○が解決してラクになりますよ」といった“ベネフィット(メリット)”を前面に出すことが大切です。
たとえば、通販サイトを運営しているなら…
- 「最短翌日配送」→「急ぎで必要になったときでも大丈夫!」
- 「サイズ交換無料」→「合わなかったら気軽に交換できて安心」
という感じで、機能的なメリットを“お客さん目線”で語るのがおすすめです。
信頼を積み上げる要素をプラス
安いだけじゃなくて、ちゃんと結果が出てるとか、ユーザーが満足してるといった裏付けがあると説得力がぐっと上がります。
- 「導入後3か月で売上が20%伸びました!」
- 「リピート率90%超え、顧客満足度4.8/5.0を獲得!」
- 「○○新聞や地元情報誌でも取り上げられました!」
こういった数字や実績、メディア掲載、口コミなどを盛り込むと、「あ、ちゃんと効果あるんだ」と読み手が確信を持ちやすくなります。

ちょっと工夫するだけで変わる
コピー例
ビフォー
「月額1,000円で利用できます!業界最安値を目指しています!」
アフター
「月額1,000円でビジネス成長をサポート。導入企業の売上平均が3か月で1.2倍になっています!費用対効果に納得できなければ、いつでも解約OKです。」
同じ“安い”が伝わるコピーでも、成果のイメージや安心材料を入れるだけで「試してみようかな?」と思ってもらえる確率が上がります。

結局のところ、お客さんが本当に欲しいのは「この商品(またはサービス)を使ったら自分の暮らしや仕事がどう変わるのか?」という明確なイメージなので、そこをスルーして「安いから買って!」とアピールしても、ほかの“安い”広告に埋もれてしまいます。
だからこそ、
- 相手のニーズや悩みを深堀りする
- 具体的なメリット・成果・数字を提示する
- それらをストーリーとしてわかりやすく伝える
このステップを意識したコピーライティングが重要なので、お客さんは「自分に本当に必要だ」と納得してくれて、結果的にファンになり、リピート注文や口コミを広げてくれる可能性も高まります。
「安い」「お得」だけで勝負するのは、実は広告費のムダづかいになりかねません。
小さなビジネスだからこそ、“価格以外の価値”を丁寧に伝える工夫こそが、長期的に見て大きなリターンをもたらしてくれると考えます。