名刺もリニューアル
Webサイトのリニューアルにあわせて、自社の名刺も新しく作り直すことにしました。今回は、世界文化遺産登録の技術で漉かれた和紙を使っています。
「当工房史上最高の厚さで、(漉く)難度も最高です」とおっしゃるのは、特注のその紙を漉いてくださった、
美濃手漉き和紙工房Corsoyardの澤木さまです。
おそらく世界初、厚さ約1㎜の美濃手漉き名刺用紙です。
( 004 名刺のデザイン1 )
撮影協力:美濃手漉き和紙工房 Corsoyard
Webサイトのリニューアルにあわせて、自社の名刺も新しく作り直すことにしました。今回は、世界文化遺産登録の技術で漉かれた和紙を使っています。
「当工房史上最高の厚さで、(漉く)難度も最高です」とおっしゃるのは、特注のその紙を漉いてくださった、
美濃手漉き和紙工房Corsoyardの澤木さまです。
おそらく世界初、厚さ約1㎜の美濃手漉き名刺用紙です。
以前の名刺は透明のカードで作成していたため紛失しやすく、また文字の読みづらさや、いかにもな感じがだんだん鼻についてきました。
グラフィックデザイン、Webデザインを主とした広告制作会社だからこそ、名刺は自信を持ってお渡しできるものを作るべきだと考え、幸い社員は自分一人なので、思いっきり趣味に走れるため、名刺を作り変えることにしました。
その頃、日本の手漉和紙の技術がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを知りました。仕事柄、紙の話題には敏感だったので調べてみると、3種類の和紙が登録されていました。
その中でも「美濃和紙」の風合い、質感等に惹かれました。とても丈夫で、世界一長持ちする紙だそうです。調べると、8世紀に漉かれた美濃和紙が、21世紀の今も、白く柔らかな状態で正倉院に保存されているとのこと。これはすごいと思いました。
あと、漉いたままで四方を裁断していない、「耳つき」と呼ばれる和紙の風合いが以前から気になっていたので、耳つき美濃和紙の名刺用紙が販売されていないか、ネットで探してみたところ、見つけることができたので、早速注文することに。
紙の後の印刷は、手作り感のある活版印刷でいこう、会社のロゴマークと名前を両面印刷にするから厚さはかなり必要になりそう等々、イメージを次々膨らませながら購入したのですが、苦労の始まりとなってしまいました。
祐谷